
今年も開催された年に一度の「また来たい」No.1を決める祭典、F-1GRAND PRIX(以下F-1グランプリ)。F-1グランプリ2019の店舗部門では、約1年間「また来たい」に関して、様々な指標を用いて全店舗でランキング。最も「また来たい」を創り出した代表8店舗を各業態から選出し、F-1グランプリの当日に、最優秀店舗の座をかけて成果発表会でプレゼンテーションバトル!!第一位に選ばれた、居酒屋いくなら俺んち来い。西船橋店 現店長の長野さん、前店長の鉢嶺さんに「また来たい」につながる取り組みやエピソードを語っていただきました。
たかがアルバイトで本気になれなければ、将来やりたいことがあったときに本気になれない
居酒屋いくなら俺んち来い。は、若者も、大人のお客さんも若い頃を思出して楽しんでいただける場であり、若いときに経験していたものを散りばめて家で飲んでいるような安心感を感じつつ、接客を通じて、地域で圧倒的な楽しさを提供できる。当たり前のものを安く、付加価値とし楽しさを提供する。人で勝つということをコンセプトに若者支持率No.1を目指しているブランドです。
その中でも西船橋店は、圧倒的にスタッフがお客さんを楽しませているし、スタッフが笑顔であるということが一番の強みです。そのためには営業を本気でやること。よく伝えていたのが「たかがアルバイトで本気になれなければ、将来やりたいことがあったときに本気になれない」ということ。自分が高校生の時に実家の手伝いをしていたときに親父に言われた言葉で「たかがアルバイトかもしれないけど本気になれなければ、本気になれない」と言われた言葉が響き、本気でやるということをわかってもらうために、この言葉を伝えています。
振り返ると価値のあることをしていた
実は最初はスタッポの「チームワーク」と「やりがい」の数値が低かったんです。自分の中では最初は「お店をよくしよう」とふわふわとした想いだったんですが「まずは一緒に行動する仲間を増やしていこう」と目指すことがはっきりしてからは、風通しの良い、意見が吸い出せる聞き出してあげられるような関係性づくりを意識したことで変わっていきました。
(当時一般社員、現西船橋店長の長野さん談)最初はチームワークの数値を上げることを目指そうと言われても、その数値に、どれだけの価値があるのか、正直わかりませんでした。ただ店長の想いは知っていたので、アルバイトと仲良くなろうと自分にできることに集中しました。店長の想いをアルバイトに伝え、アルバイトの考えを店長に伝え、その繰り返ししかできなかったけど、徐々に変わっていき今振り返ると、その価値がすごいことだったんだなとわかりました。
些細なことでも「やったことをしっかり認める」
振り返りシートを使って、その日の出勤が終わったら必ず10分間店長とセッションして、一日の自分の行動と向き合う時間を作っています。僕自身が承認欲求が強いので、存在価値が認められると嬉しい。だからスタッフの存在価値を認めることを大切にしているんです。終電も近いなかで書いてくれる人もいる。そういうときに怒られると想うと筆も進まなくなってしまうので些細なことでも「やったことをしっかり認める」するようにしています。
気持ちよく帰ってほしいから8割褒めて、2割が注意くらいを目処に。ただ妥協はせずにときには厳しいことも言うので、そういうときは他の人が話し相手になることで、不満を抱え込まないようにしますね。
また、店舗としての方向性をまとめるために、月1回、営業時間外の時間に集まってミーティングを行ってます。貴重なプライベートの時間をもらって開催するので、内容にも気をつかいますし、終わった後に集まってよかったと思ってもらえるようにスポッチャにいくとか、楽しい時間もつくっています。飽きさせない取り組みをすることで楽しみつつ、店舗の一体感を高めることを意識しています。
『ここに来ることがルーティーンなんだよね』
最近、お客さんに言われて、嬉しかったし気づきになった言葉が『ここに来ることがルーティーンなんだよね』という一言。自分も学生の時に、理由なく自然と集まる場所があって、それがルーティーンだったなぁと思い出しました。同じように理由なく、特定のスタッフに会いに来ているわけではなく、このお店を楽しいと思ってもらえているし、これからもそうでありたいです。
常連の方には、『見てて空気が違う。他の店舗よりスタッフがお客さんに対してアツい。』とおっしゃっていただいたことがあります。最初は特定のお客さんだけと話しているということもありましたが、今はほとんどのお客さんとスタッフ全員が仲良くなっています。お客さんと真摯に向き合えていると感じています。【後編に続く】
後半はこちら!!