
今年も開催された年に一度の「また来たい」No.1を決める祭典、F-1GRAND PRIX(以下F-1グランプリ)。店舗部門では、約1年間「また来たい」に関して、様々な指標を用いて全店舗でランキング。最も「また来たい」を創り出した代表8店舗を各業態から選出。そしてF-1グランプリの当日に、最優秀店舗の座をかけて成果発表会でプレゼンテーションでバトル!!撰び抜かれた8店舗の年間優秀店舗のひとつ、に選ばれた串カツ田中 千葉店の「また来たい」につながる取り組みについて、店長の白石光さんにお話を伺いました。
前編はこちら!!
共通ワードで、仕事を楽しく!
お店が忙しくなってきたり、チームのモチベーションが下がりそうになった時には、意識的にモチベーションが上がるような言葉を使うようにしています。例えば、
「コンフォートゾーン(居心地のいい状態)」
「ランニングゾーン(成長を感じるがストレスが少しある状態)」
「パニックゾーン(ストレスしか感じられない状態)」など。
忙しい時に、「大丈夫?いまパニックゾーン入ってない?」と一度コミュニケーションを取ると、心を落ち着かせられて、自然と仕事へのスイッチも切り替わる効果があります。今では、店長がやらなくても、スタッフ間で自然とそのコミュニケーションは日々行なわれています。
「キャンペーンは楽しむもの」という意識を醸成
串カツ田中は、とにかく店舗キャンペーンが多い業態です。それを「めんどくさい」「つらい」と感じる状態では、日々の仕事を楽しむことはできません。そこで、まずは店長とアルバイトリーダーを中心に、「まずはとにかくキャンペーンを楽しもう!」という意識を持ってスタッフと関わっていくようにしていきました。
この意識改革が進んでからは、「キャンペーンって楽しいね」「キャンペーンやるとお客さんたくさん来てくれるし嬉しいじゃん」という風に、スタッフ全員がキャンペーンをプラスに捉えられるようになりました。店長と同じ価値観を持って仕事に取組み、周りのスタッフと関わってくれたアルバイトリーダーの存在も、大きく効果に影響しましたね。
「キャンペーンは楽しいもの」という意識が全員に根付いてからは、店舗独自でキャンペーンも実施しています。例えば、子どもの日の「お菓子つかみ取り」など。何か新しいことをすると、スタッフも新たにやりがいを持って楽しく仕事ができるので、結果として、店舗の活気や雰囲気にもつながっていると思っています。キャンペーンそのものが、お客さんとの絡むツールにもなっているので、更にお客さんと仲良くなることにつながっています。
子どもに選んでもらう接客を
串カツ田中全店は、2018年の6月頃から全店が禁煙になり、お子さま連れのお客さんの比率が爆発的に増えました。そんな中で意識したのは、子どもに選んでもらう接客。「お菓子のつかみ取り」キャンペーンなども、その一環です。
他にも、串カツ田中としては「お子さまじゃんけん」「たこやきサービス」「ソフトクリームサービス」などがお子さま向けのキャンペーンとしてありますが、笑顔での接客はもちろんのこと、お子さんと会話をするときには目線を必ず子どもの高さに合わせるなどは徹底しています。客層の変化、ニーズの変化に対して、店舗やサービスのカタチを柔軟に変化させることも重要だと思っています。
「あの店面白いから行こうよ」というお店になりたい
美味しい串カツが食べられるお店というのはもちろんですが、それ以上に、お客様にとって「あのお店は絶対に面白いから行こうよ」と言っていただけるお店になりたいです。その上で、スタッフ全員がお客さんから名前で呼んでいただける。そんな、今以上に「人」に会いに来てくれるお店になりたいと思っています。
そのためにも、現在取り組んでいるところは、飲食店の基本的な部分でもあるCSQ(C:クレンリネス、S:サービス、Q:クオリティ)の徹底です。ここをブラッシュアップして、他店の追随を許さないところまで行ければ、また新たに見えてくるものがあると考えています。
また、アルバイトさんにとって、どこよりも楽しい働き先で在りたいです。本質的に、仕事をしっかりとやる上で「この仕事をどうしたら自分が楽しめるのか」「やりがいを感じられるか」というきっかけを、つくれる場所。それこそ成長や「ここで働いてよかった」という想いだったり。お店を卒業した後も、このお店で働いてよかったと思ってもらえるような、いい影響を与え続けられるお店で在りたい。成長のない営業=意味のない営業、だと思っているので、それは絶対にしない。一人ひとりのスタッフが少しでも成長できるよう、店長は一人ひとりに対する育成プランを意識して「今はこの段階だから、今月はこれをやろう。これができるようになったら次はこれをやろう」と、常に成長へのサポートができる存在であること、を目指しています。
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