
自薦・他薦問わず募集したスタッフ自慢の「ウチのスタッフのココがスゴイ!」今回は、定食業態三丁目で働く韓国人のスゼさん(自称:おしゃべりマルマルメガネ、本名:イ・スゼ)。今の様子からは想像できないけれど、実は、働き始めたときは日本語が、ほぼわかっていなかったんだとか。そんなスゼさんと、店長のヤマさんの仲良し話を交えながら、これまでをプレイバック!
<ココスゴシリーズ>
【伊藤 沙枝香】現状維持はない!変化と成長を楽しむプロ!
【たじやん】下北とりとんくんを12年間支えている男。
【ふたばちゃん】パンチョ18店舗を制覇!働いてるけど1年間無料パスGET!
【川島 智子】創業初期からのおもてなしのスペシャリスト!
【ももちゃん】負けず嫌い代表!「お客さんのため」に全力
【ママちゃん】夜は新宿2丁目のママ!掛け持ち&多趣味で大忙し!
【ほのかちゃん】お店でみんなを笑顔に!アクションでもみんなを笑顔に!
【木原 業平】元マジシャン!マジックで新規さんも掴みます!
【るいくん】お客さんのハートを掴むモテスタッフの夢は、お笑い芸人!
楽しかったから就職したくて、戻ってきた
編集部
スゼさん
2017年の5月から1年間、ワーホリで日本に来てて、そのときに定食業態でアルバイトしていたんです。ここでまた働きたくて、2018年10月に戻ってきました。
編集部
たまたま働いたところが、ここ?
スゼさん
韓国でも有名なんですよ。名前を知ってて、韓国語・中国語・英語が喋れる人優先って書いてあったから応募して、受かったんです。
編集部
戻ってきたくなるくらい、楽しかったんだ。
スゼさん
最初は新宿歌舞伎町店で働いてて、ヤマさんが店長だったから楽しかったんです。最初に帰国したときに三丁目店ができて、戻ってきたら新宿歌舞伎町店は募集してなくて、三丁目店を勧められて、またヤマさんのところで働けて。
編集部
ヤマさんが好きなんですね。
スゼさん
冗談で「就職ビザより、結婚ビザがいいんじゃない?」ってネタを昔からずっと言っている(笑)それくらい好き!
編集部
いいなぁ。あと、大食いって聞いたんですけど。
スゼさん
日本人が少食なだけなんじゃないかなぁ。自分ではそう思っていないけど、「フードファイターやったほうがいい」って言われた(笑)
編集部
えっ?どれくらい食べるんですか?
スゼさん
このお店の定食だったら、お肉260gくらいは全然。ご飯と一緒に。
編集部
多い(笑)。お店が好きになった理由は?
スゼさん
性格的に合ってたんですよね。
編集部
へー!
スゼさん
ルールに対して納得できなかったら言うタイプなんですけど。ヤマさんは、受け取るとは限らないけど「教えてね」って言ってくれる。だから最初の頃は、毎日言い合ったり、喧嘩してました。
編集部
どんなことで?
スゼさん
例えば、今は普通にお客さんに声かけするけど、昔は「ご飯食べているときに、話しかけられたら嫌じゃない?」って思ってて。それを言ったら「話しかけてみないとわからないでしょ」って。「でも、ヤマさんは話しかけていないよね」みたいな。
編集部
結構、率直に言ってる。
スゼさん
うん。なぜ、私がしなきゃいけないの?みたいなことを言い合って、その過程があったから、今は納得してやっています。
編集部
海外からのお客さんとは何を話すんですか。
スゼさん
外国からのお客さんだったら「どこの国から来たの?」とか。それで、その国の言葉で挨拶したり、その国の美味しいものを聞いたり。あとはお店を知った理由とか聞いてますね!
編集部
常連さんとも、よくお話する?
スゼさん
常連さんは、お昼に来ることが多くて私は夜だから実はあんまり会わないんですよ。
編集部
そうなんだ。韓国からのお客さんが多い?
スゼさん
最初の頃は、3分の1くらいは韓国からのお客さんでしたね。めっちゃ面白かった。
編集部
会話も弾みそう。
スゼさん
おすすめスポットは?ってよく聞かれるけど、わからなくって。どこかあります?
編集部
うーん、浅草・スカイツリー・東京タワー・原宿・新宿とかかなぁ。
スゼさん
「美味しいものは何?」って聞かれても自分にとっては、もう新鮮じゃないから、わからないんですよね(笑)
お店の話をしに、三丁目店に来てください!
編集部
これからの目標は?
スゼさん
社員になることかな。社員になるなら、店長になると思う(笑)
編集部
どんな店長になりたい?
スゼさん
お客さん第一。スタッフを大切にする。両方大事だけど、バランスを取るのが難しい。私は、スタッフが辞める時、ここで働いてよかったと思ってもらえるような店長になりたいです。
編集部
めっちゃ考えてる!
スゼさん
もったいないじゃないですか。何時間もお店にいるんだから。
編集部
ヤマさんと働くのが、楽しかったからですね。
ヤマさん登場。
ヤマさん
こんにちわ〜
スゼさん
来たっ!顔見るだけでも面白いんですよね。本当に面白くて優しい人かというと違うんだけど、私は好き(笑)
編集部
(笑)他のスタッフさんに対して、こだわりを教えてください!
スゼさん
優しくすると「ここは緩いな」って適当にする人と、「頑張ろう!」って思う人がいるじゃないですか。頑張ろうとする人じゃないと嫌ですね。このお店には、そういう人しかいないから、好き。
編集部
緩くなる人がいたらどうする?
スゼさん
暇なときがあっても、このお店だったら掃除をするんですよ。普段なかなか掃除できないところをきれいにしたり。そういう姿を新人さんには見せますね。そうすると、「暇なときには掃除をするもの」ってなる。
編集部
大事!
スゼさん
ルールって一人じゃ決められないじゃないですか。みんなで決めて、みんなでやっていくものだから。合わない人は辞めるけど、それで良いと思うんです。
編集部
深い…接客へのこだわりも教えて。
スゼさん
お客さんは、味だけでお店を選ぶわけではないと思う。ちょっとだけ喋るだけでも「良かったな」って思ってもらって、常連とまでいかなくても「また来たい」と思ってもらえる。
編集部
うんうん。
スゼさん
味は自分では変えられないから、自分はお客さんに対して常に笑顔。接客するときだけじゃなくて、歩いているときも楽しそうに働くことで、お客さんも楽しい気持ちになってほしいですね。
編集部
良いお店はそうですよね。スゼさんが、ファイブグループの人に伝えたいことは?
スゼさん
いろんなお店の話を聞きたいので、三丁目店に話をしに来てください!お店によって違うから、知りたい。でも絶対、三丁目店が一番良いと思っている。プライドがあるんで(笑)
面接では、わかったフリだった!?
編集部
ヤマさんの話も聞かせてください!
ヤマさん
写真はちょっとNGで(笑)
※写真掲載のご許可いただきました
編集部
採用したのはヤマさんなんですよね?
ヤマさん
韓国からのお客さんが多くて、言葉の壁があるから、韓国の人を採用しようとしていたんですよ。
編集部
それで、スゼさんが来たんですね。
ヤマさん
採用したときは実はあまり日本語喋れなくて。初めて海外の人を採用したから、こういうものかなって。
編集部
えー!こんなに話せるのに!?
ヤマさん
でも、おしゃべりだから、スタッフと仲良くなって、日本人とも遊びに行くようになって。で、気づいたら日本語が喋れるようになっていましたね。
スゼさん
普通に話してたし!(笑)
ヤマさん
最初は本当に言うことを聞いてくれなくて(笑)
編集部
今は?
ヤマさん
僕のお店のつくり方と同じことができるので、他のお店に立て直しに行ってもらったりしますね。
編集部
スゴイ!!
ヤマさん
日本で就職できるように、今は資格をとるために勉強してもらっています。サボりながら仕事している(笑)
スゼさん
サボってない!!
ヤマさん
話したっけ?入社したら、すぐに店長を担える人になってもらおうと思っているんです。
スゼさん
聞いてない。
編集部
(笑)
ヤマさん
だからお店をつくる感覚を覚えてもらっているところです。
編集部
海外からのお客さんも多いですしね。
ヤマさん
日本が好きで働こうとしてくれる人が多いんですよね。
スゼさん
日本が好きなんじゃなくて、ヤマさんが好きなの。
ヤマさん
キモいです(笑)
編集部
仲良し(笑)
ヤマさん
外国籍スタッフを採用することに、僕は抵抗が無いんですよ。国から離れてまで頑張ろうとしているので、一生懸命働いてくれる。そういう人が面談で夢を語ってくれるので、その手助けをしたいですね。
日本では、ずっと働いているんですか?